「何度言っても聞いてくれない…」
「毎日同じことの繰り返しで、正直しんどい…」
「もう疲れた…」
そんなふうに感じている保護者の方、とても多いです。
実はこの姿、私の勤めている保育園でも本当によく見られます。
2歳という時期の発達を考えると、ごく自然なことなんですね。
この記事では、2歳児の発達と対応について、現役保育士の視点からお伝えしていきます。
🌱この記事でわかること
- 2歳が言うことを聞かない理由
- 保育士が実際に行っている対応
- 毎日のイライラを少し減らすコツ

保育園でも、2歳の子どもがすぐに言うことを聞くことはほとんどありません。
「どうしてうちの子だけ…」と心配しなくても大丈夫ですよ。
「もう疲れた…」と感じるのは、それだけ毎日頑張っている証拠です
毎日同じことの繰り返しで疲れてしまいますよね
「ご飯」「着替え」「お片付け」。
毎日何度も同じことを伝えて、それでも思うように動いてくれない。
そんな日々が続くと、心も体も疲れてしまいますよね。
それはあなたの頑張りが足りないからではありません。
毎日ちゃんと向き合っているからこそ、感じる疲れなんです。
2歳児の対応に正解はありません
「こうすれば絶対うまくいく」という方法は、実はありません。
私たち保育士も、日によって、子どもによって、対応を変えています。
うまくいかない日があっても、大丈夫ですよ。
完璧な親を目指さなくても大丈夫です
怒鳴ってしまった日も、無視してしまった日も。
「ダメな親だ」と責めなくて大丈夫です。
完璧を目指さなくても、お子さんはちゃんと育っていきますよ。
2歳が言うことを聞かないのは成長している証拠

自分で決めたい「イヤイヤ期」の真っ最中
2歳頃は、いわゆる「イヤイヤ期」の真っ最中。
「自分でやりたい」「自分で決めたい」という気持ちが強くなる時期です。
これは、心が順調に育っている証拠でもあるんです。
トイレに誘っても『イヤ!』と言われる時の対処法はこちら→
2歳のトイレトレーニングが進まないときの対処法
ごはんを全然食べない時の原因と対応はこちら→
2歳がご飯を食べないのはなぜ?原因と家庭でできる対応
わかっていても気持ちを切り替えられない
「片付けなきゃいけない」と頭ではわかっていても、気持ちがついていかない。
2歳のお子さんは、そんな状態になりやすいんです。
決してわざと反抗しているわけではありません。
親の育て方が原因ではありません
言うことを聞かないのは、しつけが足りないからではありません。
発達の過程で、多くのお子さんが通る道です。
まずはそのことを知っておくだけでも、少し気持ちが軽くなるかもしれません。

2歳は「自分でやりたい!」という気持ちが大きく育つ時期です。
保育園でも「イヤ!」と言われることは毎日のようにあります。それだけ心が成長している証拠なんですよ。
2歳が言うことを聞かないときの対応5選

① まずは気持ちを受け止める
「もっと遊びたかったね」
このように、まずは気持ちに寄り添う言葉をかけてみてくださいね。
すぐに行動が変わらなくても、気持ちを受け止めてもらえた経験は、お子さんの中に残っていきます。
② 短く・わかりやすく伝える
NG:「早く支度して!」
OK:「靴を履こうね」
長い説明よりも、短く具体的な言葉のほうが伝わりやすいです。
③ 子どもに選んでもらう

「赤い服にする?青い服にする?」
自分で選べると、「自分で決めたい」という気持ちが満たされて、動きやすくなることがあります。
④ 遊びを取り入れて気持ちを切り替える
保育園でもよく使う方法です。
電車ごっこにして移動したり、「よーいどん」で競争にしてみたり。
遊びの雰囲気にすると、すんなり動いてくれることがありますよ。
⑤ できたことを具体的に褒める
「えらいね」よりも、「靴を履けたね!」というように、具体的に伝えてみてください。
何を褒められているのかが伝わりやすく、次への自信にもつながります。

子どもは一度で変わるわけではありません。私たち保育士も、同じ声かけを何日も、何週間も続けながら少しずつ関わっています。焦らず、小さな変化を一緒に喜んでいけるといいですね。
逆効果になりやすい対応
大きな声で怒鳴る
恐怖で一時的に動くことはあっても、根本的な理解にはつながりにくいです。
他の子と比べる
「〇〇ちゃんはできるのに」という比較は、自信を失わせてしまうことがあります。
「もう知らない」と突き放す
突き放す言葉は、不安な気持ちを強めてしまうことがあります。
とはいえ、誰でもイライラして、つい言ってしまう日はあります。
そんな自分を責めすぎなくて大丈夫ですよ。
保育園ではこんな関わり方をしています

すぐに言うことを聞かせようとはしません
保育士も、すぐに行動を変えさせようとはしていません。
まずは少し時間を置いて様子を見ると、思わぬきっかけで行動してくれることも多いです。
子どもの気持ちを言葉にします
「悲しかったね」「悔しかったね」というように、気持ちを言葉にして伝えることを大切にしています。
自分の気持ちを言葉で理解できるようになると、少しずつ落ち着いていくことがあります。
小さな「できた」を積み重ねています
どんなに小さなことでも、「できたね」を積み重ねること。
それが、お子さんの自信と、次への意欲につながっていきます。
よくある質問
- Q2歳が言うことを聞かないのはいつまで続きますか?
- A
個人差はありますが、3歳を過ぎる頃から少しずつ落ち着いてくるお子さんが多い印象です。
ただ、ぴたっと終わるというより、できることが少しずつ増えていく感じです。
「今がピーク」と思って、気長に付き合ってあげてくださいね。
- Q怒鳴ってしまった後はどうすればいいですか?
- A
「さっきは大きな声を出しちゃってごめんね」と、一言伝えるだけで十分です。
子どもは案外、その一言でちゃんと安心します。
完璧に我慢し続けるより、後からフォローする方法を持っておくと気持ちがラクになりますよ。
- Q保育園では言うことを聞かない子にどう対応していますか?
- A
その場ですぐに従わせようとせず、まず「イヤだったね」と気持ちを言葉にします。
落ち着いてから、短い言葉でもう一度伝えると、案外すんなり動いてくれることが多いです。
家庭でもそのまま使える方法なので、ぜひ試してみてくださいね。
- Q2歳が言うことを聞かないのは発達障害の可能性がありますか?
- A
言うことを聞かないだけで判断できるものではなく、多くは発達の範囲内の姿です。
気になる場合は、自己判断せず、自治体の発達相談や保健師さん、かかりつけ医に相談してみてくださいね。
一人で抱え込まないことが大切です。

毎日向き合っているからこそ、「もう疲れた」と感じる日もあります。
それでも、お子さんのことを思ってこの記事を読んでいる時点で、十分頑張っています。今日は一つだけでも、「これならできそう」と思ったことを試してみてくださいね。
まとめ
🌱この記事のポイント
保育士として働いていると、「家では全然言うことを聞かないんです」と相談を受けることがよくあります。
でも、お子さんの様子を見ていると、多くの場合は成長の過程で見られる自然な姿です。保護者の方が一人で抱え込まなくていいように、この記事がお役に立てばうれしいです。
今日ご紹介した5つの対応をすべて実践しようとしなくても大丈夫。
まずは「これならできそう」と思ったものを1つだけ試してみてくださいね。

