「2歳になったし、そろそろトイトレを進めたいな」
そう思って始めてみたものの、トイレに誘っても「イヤ!」と言われたり、座ってもおしっこが出なかったり……。思うように進まず、焦ってしまうこと、ありますよね。
周りの子がパンツになり始めると、「うちの子は遅いのかな」と不安になる気持ち、とてもよく分かります。
保育士として毎日たくさんの2歳児さんを見ていますが、トイトレの進み方には本当に個人差があります。
この記事では、進まないときに見直したいポイントと、無理なく進める方法をご紹介します。
🌱この記事でわかること
- 2歳のトイレトレーニングが進まない理由
- トイトレを進める前に確認したい子どものサイン
- 嫌がるときの声かけ・誘い方
- 保育士が実践しているトイレに誘うタイミング
- 進まないときに「いったん休む」という選択肢
2歳のトイレトレーニングが進まないのは珍しくありません

2歳はトイトレの進み方に個人差が大きい
月齢だけで「もうできるはず」と判断してしまいがちですが、始めた時期がみんな同じでも、進み方は一人ひとり違います。心と体の準備が整うタイミングも、それぞれのペースがあるんです。
「できない」のではなく、まだ準備の途中かも
トイトレがうまく進むためには、
- おしっこが出た感覚が分かる
- おしっこの間隔が1時間半くらい空いてくる
- 排泄を言葉や仕草で知らせてくれる
といった様子が見られてくるとスムーズになります。今は「できない」のではなく、こうした準備の途中と考えてみてくださいね。
2歳のトイトレが進まないときに見直したい3つのこと

①トイレに誘うタイミングを変えてみる
遊びの途中に誘うと、嫌がりやすいものです。
おすすめは、朝起きたあと・食事の前後・外遊びの前後・お風呂の前など、生活の区切りのタイミング。「何回誘うか」より「いつ誘うか」を意識してみると、少し変わってくることがありますよ。
②「おしっこを出す」より「トイレに慣れる」ことから
トイレに座れた、トイレまで行けた、オムツを脱げた、トイレに興味を持てた——。こうした小さな変化も、立派な一歩です。「出なかった=失敗」と考えなくて大丈夫ですよ。
園でも、最初は「トイレの扉を開けるだけ」「便座に少し触れるだけ」から始める子がいます。無理に座らせようとせず、「今日は扉まで行けたね」「座れたね」と、できたことを一つずつ言葉にして伝えるようにしています。
おしっこが出るかどうかより先に、トイレという場所への安心感を育てていくイメージです。これができてくると、自然と座る時間も伸び、成功につながりやすくなりますよ。
③嫌がるときはいったん休んでも大丈夫
無理に誘い続けると、トイレが嫌な場所になってしまうこともあります。数日〜少し期間を空けて、「またやってみようかな」と思えるタイミングを待つというのも方法の一つです。
トイレに誘うと「イヤ!」と嫌がるのも、2歳児にはよく見られる姿です。イヤイヤ期の対応については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
→ 2歳のイヤイヤ期、「イヤ!」の対応7選|現役保育士が解説
「トイレに行こう」と声をかけると泣いたり怒ったりする場合もあります。そんなときは、無理に進めるよりも、まず子どもの気持ちを受け止めることが大切です。
2歳児の癇癪への対応については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
→2歳の癇癪がひどい…どう対応する?現役保育士が家庭でできる対処法を紹介
保育園では2歳児のトイトレをどう進めている?

お友達の姿を見て「やってみたい」が生まれることも
2歳ごろは、周りの真似をしたい気持ちがぐんと育つ時期です。お友達がトイレに行く姿を見て、「自分もやってみたい」と興味を持つ子はとても多いんですよ。
無理に促すのではなく、こうした自然なきっかけを待つのも一つの方法です。ご家庭でも、「お兄さん・お姉さんもトイレでおしっこするね」と絵本や兄弟姉妹など身近な人の姿を通して伝えてみると、興味を引き出しやすくなります。

2歳児クラスでは、お友達がトイレに座る姿を見て「私も行ってみる!」と興味を持つ子もいます。大人が何度も言葉で伝えるより、お友達の姿がきっかけになることも多いですよ。
順番を待つ・トイレに行く流れを経験する
園では、「トイレに行く→ズボンを下ろす→座る→拭く→流す→手を洗う」という一連の流れを、少しずつ経験できるようにしています。お友達と一緒に行動することで、生活習慣として自然に身についていくんです。
「早くしなさい」と急がせるのではなく、順番を待つ・見通しを持つという経験も、実はトイトレを支える大切な力になります。
2歳のトイトレが進まないとき、焦らなくても大丈夫
他の子と比べなくて大丈夫です。「2歳だから○月までに」と期限を決めすぎず、子どもの小さな変化を見てあげてくださいね。親子が疲れすぎないことも大切です。「頑張ること」より「嫌にならないこと」を優先してみてください。
よくある質問
- Q2歳でトイレトレーニングが進まないのは遅いですか?
- A
遅いということはありません。トイトレの進み方には個人差が大きく、2歳台はまだ準備段階の子もたくさんいます。焦らず見守ってあげてくださいね。
- Qトイレに誘うと「イヤ!」と言われます。どうしたらいい?
- A
無理に連れていかず、誘うタイミングを変えてみましょう。また「トイレ行く?それとも先に手を洗う?」のように選択肢を与えると、すんなり応じてくれることもあります。
- Qトイレに座ってもおしっこが出ません。どうすればいい?
- A
座れたこと自体が、すでに一歩前進です。おしっこが出やすいタイミング(起床後や食後など)を見ながら誘うと、成功しやすくなりますよ。
- Qトイトレを再開するタイミングの見極め方はありますか?
- A
一度休んだあと、子どもが自分からトイレやパンツに興味を示したときが再開のサインです。「トイレ行ってみる?」と軽く聞いてみて、嫌がらなければ少しずつ戻していくと良いですよ
まとめ
🌱この記事のポイント
2歳のトイトレが進まなくても、すぐに「遅れている」と考えなくて大丈夫です。子どもの心や体の準備には個人差があります。
まずはトイレに誘うタイミングを見直し、「出た・出ない」だけでなく「行けた・座れた」ことも認めてあげてくださいね。嫌がるときは無理に進めず、一度休む方法もあります。
何より、保護者自身が焦りすぎないことが大切です。子どものペースに寄り添いながら、少しずつ進めていきましょう。
